「自転車日本縦断」旅の記録 〜2日目〜

2日目:7月31日(月)晴れ 最高気温36度

島ユースホステルで朝食を済ませて出発。
桜島を時計回りに進む。

桜島は今も噴煙を上げる活火山である。
その為人口は少なく車のもあまり走っていないのでサイクリングには好都合である。

道端にところどころ噴火時の火山岩を避けるためのコンクリート製の避難壕がある。
妙に生々しい気がした。

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う言えばここの救急車はまるで警察車両みたいに窓に金網を張っていた。
高台から小さな漁港が見えた。
周りの木々がジャングルのように生い茂り南国を感じた。

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島の西側に「鳥居埋没地」がある。
噴火により神社の鳥居が埋没し、
今は頭の部分だけが地上に出ている。

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島を一周して国道220を南下。

右手に鹿児島湾を見ながら海沿いの国道を走る。

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占のクロネコヤマトの営業所へ立ち寄る。
あらかじめ出発前に東京から送った荷物を受け取るためである。
ここで着替えやらキャンプ道具の入ったサイドバックを4個受け取る。
宅配便ってすごく便利。


転車用のサイドバックとは、前後のキャリアに取り付ける専用バックで、
取り付けた状態が前後輪の両脇にくる様な形になる。
今回はそれが4個。プラス、フロントバック1個、それにテント。

装備を自転車に装着すると劇的に重くなった。
そのかわり体には何も背負わない様にした。
背負うと暑いから。
安全の為にヘルメットだけは被る事にした。

装備で国道を南下、「道の駅根占」による。

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ると家族旅行の一行に話しかけられた。
自転車で旅をしているとだいたい受ける質問は決まっていて、
「どこから来たの?」と「どこまで行くの?」の二つである。

私が「旅は始まったばかりで一ヶ月かけて九州最南端から北海道最北端まで行く」
と答えると、驚いた様子で
「じゃあ、うちの子と一緒に記念写真お願いします」となった。
それから行く先々でこんなやりとりが何回もあった。


こからさらに南下して本日のキャンプ地「大泊キャンプ場」に夕方5時頃到着。
海沿いの無料キャンプ場。
誰もいない。寂しい。
すぐ近くに「佐多岬ふれあいセンター」というホテルがあり300円で入浴させてもらった。
食事もホテルの食堂でカツカレーとビールを頂く。


このあと悲劇が起こった。


ャンプ地に戻ってテントの外で涼んでいると、そこにブヨが来た。
あのスズメバチみたくデカイ、吸血性のハエみたいな凶暴なヤツらだ。

払っても払っても血を吸おうと執拗に攻撃してくる。
私は完全に頭にきて、サンダルを両手に持ち、戦いを決意した。
気分は剣豪小説の主人公である。
飛んでいるブヨをサンダルで叩き落として、地面に落ちたところにトドメを刺す。

本気だった。真剣だった。

3匹ほどやっつけたところでふと気が付くと、
死んだブヨの臭いを嗅ぎ付けてか10匹以上のブヨが集まって来ていた。

こうなると剣豪小説どころではなくホラー映画みたいになってきた。
急にブヨと真剣に戦っている自分がアホらしくなって
その場所からダッシュで逃げることにした。


30分くらいしてブヨが減ったのを見計らってテントに素早く入り、
テントのチャックを閉めた。
幸いテントの中にブヨは入っていない。
私は息を潜めるようにして寝た。

あらためて南国の怖さを知った。

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※クリックすると拡大します。















本日の走行距離:103km

宿泊費:  0円
食費等:4,400円

合 計:4,400円

スタートからの走行距離: 183km
スタートからの出費合計: 11,000円

Text&Photo  No.308 オグ

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