HARD ROCKY'S CAFE −23−

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が夕方帰宅するのには訳がある。

Yにとって帰宅とはなんとか避けたいことなのだが
どうしても熱帯魚のえさやりに戻らなければならないのだ。


の話になるが、夜中でもしょっちゅう携帯がなることに嫌気がさしたY婦人は寝室を別々にすることを提案。
追い出される形でYに残された部屋は4畳半の物置だった。
ただこの部屋はY婦人の趣味である熱帯魚の飼育部屋となっていた。

縦長の部屋にぐるっと取り囲むように3段に棚が設けられ、大型の水槽が天井近くまで隙間なく置かれている。
湿気が多く、至る所からポンプやヒーター音が響くこの部屋は居心地がいいとはいえない。
一応独房のような小窓もあるが、それぞれの水槽には煌々と青白いランプがともされていて夜でも真昼のように明るい。
こもりがちの室内はえさのにおいが混じり、「だしのもと」につんとした酸味を加えたような異臭と
最近めっきり加齢臭の濃くなったYの体臭が混じるこの部屋に、いつかしらY婦人は寄り付かなくなった。
寄り付かなくなったというよりは、この強烈な刺激臭に催してしまうのだ。
それで毎日小一時間はかかる魚の世話はYがすることになった。

魚は大小、形や色もさまざま、中には小型のエイらしきものもいるが、Yにとっては全く興味がわかない。
ただY婦人のメモどおりに世話をしないと、Y婦人ブチ切れるのでそれが恐ろしくてルーチンで続けている。


                     つづく





週末のY
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族がいないとわかっていても、いつの間にか足音をたてないように歩くようになった。
夕方家を出る。

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浜へ。

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の隠れ家。

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んばってるオレに、乾杯!
長野産メルロー。うっうまい!

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日、山下公園でくつろぐ。
シートをひいて寝ていると意外と多いんだよなぁ、自分と似たような人が。

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回の目玉。
レンガ倉庫で開かれているビールの祭典。
仮設テントの中も外も日本中のビール党でごった返し。

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イツワインでご満悦。

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ールに飽き足らずワインまで。
Yはアルコール摂取できればなんでもいいらしい。




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