10日目:6月22日(日)
お疲れさまです!
昨日は17時30分に湯瀬温泉を出発し、朝までに弘前を目指す予定でした。

しかし、日没後に街灯の全くない平気勾配7.8%の坂梨峠に苦しめられてペースが上がらず、青森県側に下った碇ヶ関付近で軽く睡眠をとりました。
もう最終日なので、残りの日数の計算より、20時までに竜飛岬に到着することだけが目標です。
そのため通常は6~8時間とる睡眠も、今回は3時間程度の仮眠で出発しました。
そして、弘前城付近で長めの休憩。あとは残り84kmの竜飛岬を目指すのみです!
岩木山を見ながら、走っていると、橋の欄干に林檎さんが...

こんなトコまで林檎さんの「つがるりんご大橋」を渡り、
つがる市に差し掛かる頃には広大な林檎畑の真ん中を走るストレートでしたが、
日中で日差しが強く、ランナーには果てしなく長い道に思えたかと思います。


そして、林檎畑が終わるとメロンバタコじゃなかったメロン畑が!その名もメロンロード!!


このメロンロードが終わると拓けた道に入り、とても強い横殴りの風になかなか前に進めません。
この逆風に向かって走ること20km。坂を下るとそこに見えてきたのは...十三湖!ここで日没を迎えます。

この時点で18時を回っており、残り5時間・32kmとなりましたが、竜飛岬の宿の都合もあるので、
自転車で予約していた宿(この度唯一の予約)にチェックインだけ済まし、余分な荷物を置き、
戻ってランナーと合流しサポートすると言う作戦に出ました。
ランナーは竜飛岬まで最後の峠に備えるため「30分だけ仮眠します。」とのことだったので、ギリギリの所で勝負してると感じました。
ランナーを置いて19時40分に出発。向風に逆らいながら眺めの良い海岸線を走ると7%程度の勾配が。
今朝の坂梨峠を思い出しながら走って行くと、だんだん勾配も10%や12%になり、
風もさらに強く、霧も深くなり、暗闇と横殴りの風に悩まされながらも、早く宿に着き、
早く合流できれば1度走った情報をランナーに伝えられると思いました。
岬に向かうにつれて風はキツくなり、気を抜いたら自転車ごと持って行かれると言う状態でしたが、ペダルを一回踏めば確実に前には進めるので、漕ぐことに集中して、前に前に出ました。
そして22時27分。宿に到着し、チェックインを済ませ、ランナーに連絡をすると「いま出た所です。」とのコト。
予定では20時出発で、32kmを4時間と言う作戦だったと思うのですが、残り1時間半では現実的に見て、今日中の到着は無理だと思いました。
ここに来るまでの情報を話すと「(残り15kmの)小泊まで進み、状態を見て連絡する。」との事でしたが、
小泊で宿泊する事を前提に、行けそうだったら行 く程度に感じに取れたので、
「もし小泊から先に進む意思があれば(コチラからは下りなので)連絡をくれれば直ちに向かう」
と言う旨の内容を伝えて電話を待 ちました。
しかし彼からの連絡は無いまま、時計の針は0時を回り、10日間で回ると言うこの企画は失敗に終わりました。
彼が8日目くらいから言い始めた「11日目の明け方に到着すればいいか」と言う妥協案を思い出し、
この企画の失敗に涙があふれました。
同時に彼をサポートして10日間で無事に竜飛岬まで到着させると言う自分自身のサポートも失敗に終わり、
自身の力不足を痛感し、この企画をサポートして下さった皆様、応援してくださった皆様、
約束した子供達に対し大変申し訳なく思います。
Text&Photo No.1276 ジーク
この挑戦の企画/実行者である『国境なきランナーズ©』オフィシャルランナー井上真悟さん
もご自身でのブログにより挑戦中の様子をアップしています。
ぜひ併せてご覧下さい。
▼井上選手の個人ブログ『大陸を走って横断する僕の話。』
http://motto77777.blog51.fc2.com/
▼PR会社㈱フリーマン 海外レース支援室『国境なきランナーズ©』
http://www.runners-wb.org/index.htm
お疲れさまです!
昨日は17時30分に湯瀬温泉を出発し、朝までに弘前を目指す予定でした。


しかし、日没後に街灯の全くない平気勾配7.8%の坂梨峠に苦しめられてペースが上がらず、青森県側に下った碇ヶ関付近で軽く睡眠をとりました。

もう最終日なので、残りの日数の計算より、20時までに竜飛岬に到着することだけが目標です。
そのため通常は6~8時間とる睡眠も、今回は3時間程度の仮眠で出発しました。
そして、弘前城付近で長めの休憩。あとは残り84kmの竜飛岬を目指すのみです!
岩木山を見ながら、走っていると、橋の欄干に林檎さんが...

こんなトコまで林檎さんの「つがるりんご大橋」を渡り、
つがる市に差し掛かる頃には広大な林檎畑の真ん中を走るストレートでしたが、
日中で日差しが強く、ランナーには果てしなく長い道に思えたかと思います。



そして、林檎畑が終わるとメロンバタコじゃなかったメロン畑が!その名もメロンロード!!


このメロンロードが終わると拓けた道に入り、とても強い横殴りの風になかなか前に進めません。
この逆風に向かって走ること20km。坂を下るとそこに見えてきたのは...十三湖!ここで日没を迎えます。


この時点で18時を回っており、残り5時間・32kmとなりましたが、竜飛岬の宿の都合もあるので、
自転車で予約していた宿(この度唯一の予約)にチェックインだけ済まし、余分な荷物を置き、
戻ってランナーと合流しサポートすると言う作戦に出ました。
ランナーは竜飛岬まで最後の峠に備えるため「30分だけ仮眠します。」とのことだったので、ギリギリの所で勝負してると感じました。
ランナーを置いて19時40分に出発。向風に逆らいながら眺めの良い海岸線を走ると7%程度の勾配が。
今朝の坂梨峠を思い出しながら走って行くと、だんだん勾配も10%や12%になり、
風もさらに強く、霧も深くなり、暗闇と横殴りの風に悩まされながらも、早く宿に着き、
早く合流できれば1度走った情報をランナーに伝えられると思いました。
岬に向かうにつれて風はキツくなり、気を抜いたら自転車ごと持って行かれると言う状態でしたが、ペダルを一回踏めば確実に前には進めるので、漕ぐことに集中して、前に前に出ました。
そして22時27分。宿に到着し、チェックインを済ませ、ランナーに連絡をすると「いま出た所です。」とのコト。
予定では20時出発で、32kmを4時間と言う作戦だったと思うのですが、残り1時間半では現実的に見て、今日中の到着は無理だと思いました。
ここに来るまでの情報を話すと「(残り15kmの)小泊まで進み、状態を見て連絡する。」との事でしたが、
小泊で宿泊する事を前提に、行けそうだったら行 く程度に感じに取れたので、
「もし小泊から先に進む意思があれば(コチラからは下りなので)連絡をくれれば直ちに向かう」
と言う旨の内容を伝えて電話を待 ちました。
しかし彼からの連絡は無いまま、時計の針は0時を回り、10日間で回ると言うこの企画は失敗に終わりました。
彼が8日目くらいから言い始めた「11日目の明け方に到着すればいいか」と言う妥協案を思い出し、
この企画の失敗に涙があふれました。
同時に彼をサポートして10日間で無事に竜飛岬まで到着させると言う自分自身のサポートも失敗に終わり、
自身の力不足を痛感し、この企画をサポートして下さった皆様、応援してくださった皆様、
約束した子供達に対し大変申し訳なく思います。

- 本日の移動:秋田県 湯瀬温泉 〜 竜飛岬
- 移 動 距 離 :184.1km
Text&Photo No.1276 ジーク
この挑戦の企画/実行者である『国境なきランナーズ©』オフィシャルランナー井上真悟さん
もご自身でのブログにより挑戦中の様子をアップしています。
ぜひ併せてご覧下さい。
▼井上選手の個人ブログ『大陸を走って横断する僕の話。』
http://motto77777.blog51.fc2.com/
▼PR会社㈱フリーマン 海外レース支援室『国境なきランナーズ©』
http://www.runners-wb.org/index.htm
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