CMWC 2003 レポート vol.3

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餌を追うハイエナのように
天気にも恵まれ、絶好の予選日和を迎えた大会2日目、自然と湧き上がるテンションと緊張を抑え、会場へ乗り込む。
会場へ到着すると、意外にも和やかなムードで、本当に今日予選をやるのかとさえ疑問に思うユルーい雰囲気だった。予選開始時刻が刻々と迫り、そろそろ予選 かなとふとコース上を見ると、世界各国のメッセンジャー達がルートマップを睨みつけ、まるで餌を追うハイエナのように、ところ狭しとコース上を駆け回って いる光景であった。負けじと我々T-serv.組もあとを追うが、そこに待ち受けていたのが慣れない一方通行のルートマップと西海岸ならではの急な坂だ。 世界各国のメッセンジャー達はこの坂の街シアトルをピスト(=固定ギア)で走り回るのだからホント、度肝を抜かれる。


上位120名が明日の決勝に

そんな様子を横目で見ながら、あわただしく試走を終えると、会場も予選ムード一色になっており、予選の順番待ちまでできている。いよいよ予選が始まる!!
最初は雰囲気だけ味わえばという考えであったが、いざスタートラインに立つと自然と勝気になっている自分がいた。
予選は2回、早いタイム上位120名が明日の決勝に 勝ち上がれる。ルールはチェックポイントをいちはやく効率的にピックアンドデリバリーを繰り返すルールだ。


メッセンジャーズハイ

足首に巻いたセンサーが鳴る・・・いざ出陣!!!
マニフェスト(ピックアップの順番の書いた紙)をもらい、最初のチェックポイントにペダルを踏む。気合いを入れて望んだものの、やはり容量がつかめず、気持ちばかりがあせりミスのオンパレード、自分の不甲斐なさに頭を痛めながら1回目の予選を終える。
2回目、ミスは絶対繰り返さないと自分にいい聞かせ予選に挑む。
1回目の経験と、ルートマップを試行錯誤した甲斐あって、2回目は思うように足が回る。
ピックデリ、ピックデリ、ピックピックデリ・・・ 知らず知らずハイになる。世界の舞台に酔いしれ、メッセンジャーズハイ(快感)を覚える。ほんとクレイジーの一言だ。どれもこれもこの雰囲気のせいだろう。そう思いたい。

「もしかしたら」

2回の予選を悪戦苦闘しながらも無事に終わり、予想以上の達成感とそれ以上の疲労を感じながら結果を待った。
最終結果、「もしかしたら」という少しの期待を胸に秘め結果に目を通す。
しかし、舐めるように見たその紙には「もしかしたら」という想いは届かず、その期待はもろくも崩れた瞬間となった。と同時に、次こそはという野望が生まれた瞬間でもあったが・・・。


結果はともあれ、先ほども言ったが、世界各国のメッセンジャーはピストが多い、というかそれがスタンダードというこ とに驚かされる。予選の後の夕方から夜にかけて行われた種目にも、メッセンジャーポロ(=簡単に言うと馬に乗って行うポロの自転車版)やスタンディングな どピストでしか参加できない競技があり、いかにピストが世界的に普及しているかがわかる。また、デリバリーでもピストを使用しているメッセンジャーが大半 を占めているのだからスゴイ。さすがピストを操る脚力にはかなわないなと肌で感じた予選であった。
明日は決勝へ勝ち進んだミニラを応援しよう。


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