CMWC2009 Champion ジュリ インタビュー

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CMWC2009見事チャンピョンになったジュリにインタビューをしてみた。

_MG_9652.jpgまずは今回のレースについてTKBMAのメンバーとしてもスタッフ側として動いていたジュリ、スケジュールはハードでレース前日だってほとんど寝れなかったはず。そんな中どう自分をコントロールしてレースに望んだのか?

『初めての世界戦がシドニー、それからダブリン、トロント、今回の東京が自分にとって4回目の世界戦になるんだけど、やはりこれまでの経験が大きかった。ペース配分や補給のことも恐らく初めて参加した人ならそこまで考えないだろうけど、自分の限界を知っているからこそ考えたんだよね。意識したのはスピードのペースを落とさない事。全力で走ると思考力が落ちてケアレスミスがでてくるから。何よりもミスなくいかに効率よく回るかにすべてを集中したよ。いかに冷静に走り続けられるかだね。決勝戦は持久戦、後半になればなるほど辛く、ミスも多くなるから。

確かに連日のハードスケジュール、睡眠不足だったし風邪気味でもあった。結構辛かったね。スタート前の緊張もなかったよ、今までの経験もあるがこれは日本でやるという事、ホームグラウンドでやるという事が大きかったと思う。

予選ももちろんノーミスを意識して16位で突破。トロントでいい成績を残したタオ君の存在は結構意識したね。

決勝レース開始後は自分が意識した通りに冷静に走り続けた。伝票は15枚。15枚。20枚。二時間を超えた辺りで限界を感じ始めたが今までの世界戦を思い返しながら自分に「あきらめるな」と言い聞かせていたよ。でも正直両足はつっちゃったね。ゴールの瞬間も自分の納得のいく走りはできたな、とは感じたよ。』

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アワードで自分の名前が呼ばれた時、そして世界戦後の気持ちの変化や、周りの変化はあったのだろうか?

『自分の名前が呼ばれたときは正直びっくりしたね。え?俺?俺でいいの?という感じだった。ステージの上ではもう頭が真っ白だったよ。何が何だか。。嬉しかったのは嬉しかったけどね。世界戦が終わった後も正直実感はわかなかった、今年に入ってようやく沸いてきたのかもしれない。いろんな人と接する中でみんなが賞賛してくれるんだよね。その積み重ねが実感につながってきたかもね。優勝した事にそこまでおごり高ぶりたくはない、普段仕事でやってきた事をやっただけ、もちろん普段の仕事に対するモチベーションは人よりも高いつもりだけどね。今でも自分が一番だなんていう気持ちはない。ああいうレースには参加しない人もいるし自分より早い人はいくらでもいるからね。。』

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そもそも世界戦に参加してみようというキッカケは何だったのか?

『T-servのマスタークラスというものが世界でどれくらい通用するのかを試してみたかった。世界中にはたくさんのメッセンジャーがいて上には上がいるからね。初めての世界戦シドニーに関しては正直あまり覚えていないよ(汗)レースそのものを分かっていなかったよ。その後京都ロコや色んなレースに出てつかんできた感じ。そしてやっぱりシノさんの存在は大きい。いろんな世界戦を共にしてレースへの姿勢、望み方をみてきたからね。今回の優勝でシノさんにも認められたのは嬉しいよ。いろんな世界戦を経験した中、2年前にTKBMAに入って自分も東京への世界戦に向けて役に立ちたいと思ったんだよね。楽しませてくれた世界中のメッセンジャーに少しでも恩返しがしたかったんだ。』

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メッセンジャー、そしてこれからについて聞いてみた。

『メッセンジャーはやっぱり一生できる仕事ではないよね。若いうちしかできない。でもそれでいいと思うんだ。自分は自転車の事を何も知らずにスタートしたメッセンジャー。そんな自分でもチャンピォンになれたという事は一つの誇りでもあるよ。今年の世界戦はグアテマラ、行ってみたいね。自分がチャンピォンになった以上少しでも盛り上がればいいなぁと思うよ。
今後の夢っていう程具体的なものはないけど。人はどうしても周りと比べてしまうんだけど振り返ってみて自分のスタイルを貫き通して良かったと思える自分でありつづけたい。自分のやってきた事に誇りを持ち続けたいね。』

_MG_9626.jpgTEXT&PHOTO by MONMON














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