Vol.13 -MainRace Final-

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ァイナル当日、目を覚まして窓の外を見ると、シトシトと雨が降っていた。
冷たい雨。過酷なレースになる事は間違いない。
ファイナル開始時間を人づてで聞いてはいたが、確実に遅れるだろう。
若干遅らせて会場に行ってはみるものの、予想通り選手の姿はほとんどなかった。

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の寒い雨の中、待ちぼうけを食らうのはかなりきつかった。
テントの下で雨を凌ぐ他、何もする事がない。
30分、1時間経つにつれ、ちらほらと人が集まっては来たが、
いっこうにレースが始まる気配はない。

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たい雨をさけながら、どれほど待っただろう。
体の芯まで冷え込んで来た頃、やっと予選の結果が車のフロントガラスに張り出された。
集まってくる選手はそれを確認し一喜一憂する。
オーガナイザーがアナウンスを始める。
「やっとかよ」と思いながら時計を見ると、予定より既に二時間遅れていた。

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タートラインに再び自転車が並ぶ。
ジュリは若干緊張した面持ちだった。

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ァイナルは持久戦になる。
範囲は予選の三倍はあり 、マニフェストも3枚こなさなければならない。
そのうえ、このコンディションの悪さ。
しかし、『キングオブメッセンジャー』を決めるには、最適の舞台と言ってもいいかもしれない。
運だけで勝てる状態では到底無い。

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してファイナルの幕が上がり、各国の強者たちが走り出す。
予選の空気とは明らかに違った。皆、勝ちに来ているからだ。
彼らにとってコンディションの悪さは関係ないようだった。

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もまたカメラにビニールをかぶせコースに飛び出した。
僕にとってもコンディションの悪さは関係なかった。
撮るために来たのだから。

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にかく、みんなファイナルに残るだけあって速い。そして格好良かった。
雨はレースの途中でやみ始めたが、選手はみんな泥だらけだ。
それでも構わず走り続ける。

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ュリも後半でバテてきてはいたが、精一杯応援したかった。
「GOGOGOGO-----!!!!」
前を通り過ぎるたびに声をかけ、シャッターを押した。

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ップを争う選手たちは格段に速く、続々とゴールへと滑り込んでくる。
すべての選手が戻ってくるのに二時間以上あったと思う。

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ュリは"完敗"という顔だったが、この過酷な状況で走る姿は胸打つものがあった。
そして、ファイナルレースは幕を閉じた。

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の後、スプリントレースやスキッドが行われた。

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ベントの終盤には雨は完全にやみ、日が射し始めていた。
その日は泥にまみれたままホテルに戻ったが、
みんな疲れ果ててシャワーを浴びるなりベットに倒れ込んでしまった。

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Text & Photo No.974 モンモン

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